
FX3のバッテリーは何本必要?撮影現場での電源運用方法を徹底解説
撮影技術
はじめに
皆さん、こんにちは。
アーティストさんや企業さんの映像コンテンツを制作してる IZM.PRO|イズムプロです。
SONY FX3 は映像制作の現場で非常に人気の高いカメラで、 IZM.PRO でも度々使用することがあります。
コンパクトなボディでありながら高画質な 4K 撮影に対応し、企業映像やミュージックビデオ、ウェディング映像など様々な現場で活躍しています。
一方で、FX3 を購入したばかりの方からよく聞くのが、
「バッテリーは何本必要ですか?」
という質問です。
実際に撮影を始めてみると、思っていたよりもバッテリーの減りが早く感じる場面も少なくありません。
今回は FX3 のバッテリー事情と、実際の映像制作現場で行われている電源運用についてご紹介します。
FX3 は高性能な動画機だからこそ電力を消費する
FX3 はフルサイズセンサーを搭載し、
・4K 撮影
・高フレームレート撮影
・高性能 AF
・手ブレ補正
・冷却ファン
など、多くの機能が搭載されています。

そのため撮影中は常に大きな電力を消費しています。
特に、
・4K 60p
・4K 120p
・長時間インタビュー
・イベント撮影
など大きいサイズの映像撮影や長時間を回し続ける撮影ではバッテリー消費が早く感じることがあります。
実際に、SONY α7Ⅲ では120~150分ほど使用できますが、 SONY FX3 の場合は 95分~135分と、同じバッテリーでも駆動時間に差が生まれます。
これは FX3 に限らず、高性能な動画機全般に共通する特徴です。
FX3 の純正バッテリーは優秀
FX3 には NP-FZ100 が採用されています。
SONYの現行ミラーレス機で広く採用されている大容量バッテリーであり、従来の NP-FW50 と比較すると大幅に性能が向上しています。

実際、短時間の撮影や写真撮影であれば十分な性能を持っています。
しかし映像制作の現場では、
- 朝から夕方まで撮影する
- 数時間インタビューを回し続ける
- イベントを長回しする
といったケースも多くあります。
そのため純正バッテリーだけで運用するよりも、外部給電を活用するケースが一般的です。
最も多い運用方法は V マウントバッテリー
映像制作の現場で最もよく見かけるのが Vマウントバッテリーです。
大容量のバッテリーをカメラリグへ取り付けることで、長時間撮影時の電源確保がしやすくなります。
特に、
・MV 撮影
・企業 PV
・インタビュー撮影
・ライブ撮影
などでは定番の運用方法です。
バッテリー交換の回数を減らせるため、撮影の効率も向上します。
ダミーバッテリーで給電する方法
Vマウントバッテリーを使用する場合は、ダミーバッテリーを組み合わせることもあります。
バッテリー室へダミーバッテリーを入れ、外部電源から給電することで長時間撮影が可能になります。

特に固定撮影やインタビュー撮影では非常に便利な方法です。
ただし、ダミーバッテリーはメーカー純正品ではない製品も多く販売されています。
使用する際は、対応機種や電圧、出力仕様を必ず確認したうえで使用しましょう。
誤った電圧や品質の低い製品を使用すると、カメラ本体の故障につながる可能性があります。
導入前には製品仕様を十分に確認し、自己責任で運用することが大切です。
IZM.PRO でも長時間撮影時の選択肢のひとつとして活用することがありますが、使用する機材や電源環境に合わせて運用方法を選択しています。
USB Type-C 給電も便利
FX3 は USB Power Delivery に対応しています。
そのため、
・モバイルバッテリー
・USB PD 対応バッテリー
・USB 電源アダプター
から給電しながら撮影することも可能です。
機材を大型化したくない場合や室内での撮影、簡易的な撮影ではこちらの方法もよく利用されています。
実際の現場では何本必要なのか
撮影内容によって異なりますが、純正バッテリーのみで運用する場合は最低でも3~4本程度あると安心です。
ただし、
・結婚式
・イベント
・長時間インタビュー
などではそれ以上必要になる場合もあります。
そのため撮影頻度が増えてきたタイミングで、
・V マウントバッテリー
・USB PD 給電
などの導入を検討する方が多い印象です。
IZM.PROでの運用例
FX3 で撮影がある場合には NP-FZ100 を6本用意して撮影に挑みますが、内容によって電源運用を変えています。
短時間の撮影であれば純正バッテリーを使用し、長時間のインタビューやMV撮影では Vマウントバッテリーや USB給電を活用することがあります。
重要なのは撮影途中で電源が切れない環境を作ることです。

どれだけ高性能なカメラでも、電源がなくなってしまえば撮影を続けることはできません。
そのため映像制作ではカメラ本体だけでなく、電源計画も非常に重要な要素となります。
おわりに
FX3 は非常に優れた映像制作向けカメラですが、長時間の撮影では電源管理も重要になります。
純正バッテリーを複数用意する方法だけでなく、
・Vマウントバッテリー
・ダミーバッテリー
・USB Type-C 給電
などを活用することで、より快適な撮影環境を構築できます。
なお、ダミーバッテリーや外部給電機器を導入する際は、対応機種や電圧仕様を事前に確認することが重要です。
現場では便利な運用方法として活用されていますが、使用する製品によって仕様が異なるため、導入時は十分に確認したうえで使用しましょう。
これから FX3 を購入する方や、すでに使用していてバッテリー運用に悩んでいる方は、自分の撮影スタイルに合った電源環境を検討してみてはいかがでしょうか。
IZM.PRO メディアでは他にも撮影に役立つ知識を公開しています。
ぜひ撮影にお役立てください。