
【初心者必見】ジンバルのバランスの取り方|失敗しないセットアップ完全ガイド
撮影技術
はじめに
皆さんこんにちは。
今回の IZM.PRO|イズムプロ メディアでは、ジンバルのバランスの取り方(セットアップ)についてご紹介いたします。
ジンバルは映像を滑らかに撮影するために非常に便利な機材ですが、正しくセットアップができていないと本来の性能を発揮することができません。
「とりあえずカメラを乗せて電源を入れる」
このような使い方をしてしまっている方も多いのではないでしょうか。
これからジンバルを使って撮影をしたい方や、よりクオリティの高い映像を撮影したいという方は、ぜひ今回の IZM.PRO|イズムプロ メディアを参考にしてみてください。
ジンバルのバランスとは
まずはジンバルのバランスという言葉についてご紹介いたします。
ジンバルのバランスとは、簡単にいうとモーターの力を使わずにカメラが安定している状態のことを指します。
ジンバルにはモーターが搭載されており、カメラの揺れを補正してくれますが、そのモーターに頼り過ぎてしまうと負荷が大きくなり、正常に動作しなくなることがあります。

また、モーターが発熱し、熱暴走や故障の原因にもなってしまいます。
そのため、ジンバルを使用する際には電源を入れる前の段階でバランスを取っておくことが重要になります。
なぜバランス調整が重要なのか
ジンバルのバランス調整ができていないと、以下のような問題が起こります。
- 映像が不安定になる
- モーターに負荷がかかる
- バッテリーの減りが早くなる
- 最悪の場合、機材の故障につながる
ジンバルは自動で補正してくれる機材ではありますが、あくまで補助をする機材です。
バランスが取れていない状態というのは、ジンバルが無理やりカメラを支えている状態になります。
安定した映像を撮影するためにも、必ず事前にバランス調整を行うようにしましょう。
バランス調整の基本
ジンバルのバランス調整には一つの大切な考え方があります。
それは。「電源を入れなくても止まる状態をつくる」ということです。
どの軸においても手を離した際にどこかに倒れずその場で止まる状態が理想になります。
この状態を目指して各軸の調整を行なっていきます。
カメラ用ジンバルのバランスの取り方
ここからは実際のバランスの取り方についてご紹介いたします。
前後のバランス|チルト軸
まず最初に調整するのが前後のバランスです。
カメラを水平にした状態で手を離した際に、レンズが前に倒れてしまう場合は後ろに、後ろに倒れてしまう場合は前にスライドさせます。

前後どちらにも倒れず、水平を保つ位置を探しましょう。
上下のバランス|チルト軸
次に上下のバランスを調整します。
カメラを上に向けた際に手を離してもそのまま止まるようにアームの位置を調整しましょう。

手を離した際に前に回ってしまう際には、アームを短く。
手を離した際に後ろに回ってしまう際には、アームを長くしましょう。

カメラが上を向いて止まる位置が見つかったら一つ前に行った、前後のバランスを再調整します。
カメラが前を向いている状態と上を向いている状態で止まるようになったらバランスが取れている証拠です。
左右のバランス|ロール軸
次に左右のバランスを調整します。
カメラから手を離してもカメラが傾かないようにします。

右に傾いてしまう際にはアームを短く。
左に傾いてしまう際にはアームが長くなるように調整しましょう。
パン軸のバランス
次に左右のバランスです。
ジンバルを横に傾けた際に、カメラが回ってしまわないように調整します。

右に傾けた際にカメラが右を向いてしまう際にはアームを後ろに。
右に傾けた際にカメラが左を向いてしまう際にはアームを前にずらしましょう。
ジンバルを傾けても回らないようになったらバランスが取れている証拠になります。
縦向き(縦動画)でのバランス調整
最近では Instagram や TikTok など、縦型動画の需要が増えてきています。
縦向きでのジンバルを使用する場合は、横向きよりもバランス調整がシビアになります。
理由としては、カメラの重心が大きく変わるためです。
- プレートの位置がずれやすい
- 片側に重さが偏りやすい
- モーターへの負担が大きくなる
そのため縦向きで使用する場合は、より細かくバランスを調整する必要があります。
横向きと同様に、どの角度でも止まる状態を目指して調整を行いましょう。
スマートフォン用ジンバルのセットアップ
スマートフォン用のジンバルも基本的な考え方は同じです。
中心にしっかり合わせる
スマートフォンは軽い機材ですが、少しでもズレるとバランスが崩れてしまいます。
必ず中心に合わせて固定するようにしましょう。

ケースは外す
スマートフォンケースをつけたまま使用すると、重心がズレる原因になります。
可能であればケースは外してジンバルを使用することをおすすめします。
自動調整に頼り過ぎない
スマートフォン用のジンバルには、自動で調整してくれる機能が付いているものもありますが、完全に任せるのではなく、手動でバランスを確認することが大切です。
よくある NG 例
ジンバルを使い始めたばかりの方に多いのが以下のような使い方です。
- とりあえず電源を入れる
- バランスを取らずに使用する
- モーターに頼り切ってしまう
- 無理やり手で押さえて撮影する
このような使い方をしてしまうと、ジンバルの性能を十分に生かすことができません。
ジンバルは「機械任せ」にするのではなく、「準備が9割の機材」だということを意識して使うようにしましょう。
おわりに
今回の IZM.PRO|イズムプロ メディアでは、ジンバルのバランスの取り方(セットアップ)についてご紹介いたしました。
ジンバルは正しくセットアップすることで、映像のクオリティを大きく引き上げてくれる機材です。
なんとなく使っていた方も、今回ご紹介した内容を意識するだけで、より安定した映像を撮影することができるようになります。
ぜひ皆さんも今回の記事を参考に、ジンバルを使った撮影に挑戦してみてください。
IZM.PRO|イズムプロ メディアでは今回の記事以外にも映像製作にまつわるたくさんの知識を公開しています。